飼い主が気をつけたい猫の下部尿路疾患(FLUTD)に関わる行動変化

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皆さん、こんばんは。

今月は仕事が忙しかったり猫の様子が気になったりして中々ブログを更新出来ませんでしたが皆さんいかがお過ごしでしょうか。

うちの猫は8年前に尿道結石で命を落としかけたことがあり、その後も再発や結石ができたことによる影響で下部尿路疾患(FLUTD)とは長い付き合いになっているんです。

そんなうち猫のおしっこの時間が少し長いのが気になって動物病院に連れて行ったのですが、軽い膀胱炎という診断で大事には至らずに済みました。

少しおしっこが長いくらいで?と思われるかも知れませんが、FLUTDはとにかく早期発見早期治療が大事!

うちで8年前に起きてしまったような失敗を他の飼い主さんにはしてほしくないので下部尿路疾患(特に尿路結石)についての気付きを書いていきたいと思います。

下部尿路疾患(FLUTD)とは

膀胱炎や尿道結石などの尿路関連の病気の総称です。

総じて以下の様な症状が出ます。

  • おしっこが出にくい(または全く出ない)
  • 排尿時に痛んで鳴く
  • 血尿

この下部尿路疾患(FLUTD)の怖いところはほとんどの飼い猫に関係があるところです。

なってしまったらアンラッキーなのではなく、ならなかったらラッキーくらいに思っておいたほうが良いでしょう。

また、原因がはっきりとはわかっていないのもやっかい。

関係があるとされているのは水分の摂取不足・肥満・運動不足・ストレスetc...

特に水分の管理は徹底しないといけませんが、その点については次回触れます。

尿路結石には特に注意

結石が膀胱に詰まり排尿できなくなると、老廃物を外に出せずに尿毒症になります。

この状態の何が厄介かと言いますと・・・

  • かかってから24時間~48時間で瀕死の状態まで急激に悪化する
  • 猫は我慢して辛いのを隠すのでギリギリまで気がつかない

朝元気にご飯を食べていたのに夜帰ってきたら息も絶え絶えで死にかけていたなんてことが普通に起こり得るのです。

猫は多少元気が無くてもそれを隠すので、食欲があるからといってそれだけで元気かどうか判断するのは危険です。

普段とは違うちょっとした仕草や行動を見逃さずにいち早く動物病院にかけこむ必要があります。

こんな行動に注意(黄色信号)

以下に紹介するような行動が1つでも見られる場合、注意深くその後の様子を観察してください。すでに過去にFLUTDにかかっている場合はこの時点で病院にいってもいいかもしれません。

  • トイレの回数が普段より多い(短い間に何度も行く)
  • トイレが普段より長い
  • 陰部を気にして舐める
  • 落ち着きなくトイレのまわりをウロウロする
  • 普段行かないような場所に篭もる(特に冷たい場所を好む)
  • おしっこに血が混じる

(普段行かないような場所とは、押入れやタンスの上などの他に人間のトイレの前や玄関の隅っこなど・・・人気がない・普段いかない・冷たいの条件が当てはまる場所です)

これらの行動がみられるときはすでにかなり怪しいと思ってください。

自然治癒する軽い膀胱炎の場合も上記のような行動を取るので絶対とはいえませんが、要注意の黄色信号です。

観察した結果2つ以上当てはまる行動が出てくればもう病院へ連れて行ったほうが良いでしょう。

マーカー文の項目が当てはまっていれば特に)

今すぐ病院へ(赤信号)

こんな症状が現れたら今すぐ病院へ!という症状を紹介します。

【明日連れて行こう】では手遅れになる可能性が高いのですぐに動物病院へ行ってください。

  • 排尿時、不快そうに鳴く
  • トイレで力みすぎた結果、嘔吐する
  • トイレ以外の場所で粗相する
  • 下腹部を触られるのを異常に嫌がる(膀胱が張っているため)
  • 人目に付かないところでぐったりとして元気がない

上記のような症状が見られる場合、一刻の猶予もありません。

今すぐ病院へ。

ここまでくると何も気が付かないという人はまずいないと思いますが、なんとなく様子が変だなと思っても危険な状態まであっという間になるとは思わないものです。

その結果、ぐったりとして元気がない状態になって初めてこれはまずい!と気がつく方も少なくないと思います。

もしも猫の気になる症状があって検索でこのページにたどり着いた方がいたらまずは一度獣医師さんにみせてください。

少しでも早いに越したことはないですし、何も無ければそれはそれで一安心できますから。

病院選びは慎重に

下部尿路疾患は時間との勝負かつどの猫でも起こりうる病気なので病院選びは本当に重要です。

近場の街の獣医を近いからという理由だけで選ぶのはあまりおすすめできません。

ご近所やペット知り合いの評判を参考に、なるべく獣医師やスタッフの数が多く施設の整ったところを選びましょう。(休診日の急患でも診てもらえるので)

夜間診療をやっている病院にも必ず目星を付けておきましょう。

夜中具合が悪くなっても診てくれるところがないのでは困ります。

横浜市の場合は、市内の動物病院と提携してデータを共有している夜間医療センターがあるので提携している動物病院をメインに選ぶと良いと思います。

(料金はめちゃくちゃ高いですが・・・命には換えられませんよね)

www.yokohama-dvms.com

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