猫の歯磨き問題。
猫の飼い主なら誰しもがこの問題にぶつかったことがあるのではないでしょうか。
うちの猫はかなり大人しいので口をあけてくれなかったりそっぽ向くくらいのものでしたが、中には噛まれたり引っかかれたりして大変な思いをした方もいるかと思います。
ひっかかれはしなくともブラッシングには大変苦戦したものですが、あるものを使ってから簡単に掃除してやれるようになりました。
その方法と歯磨きの必要性、やってはいけない歯石除去方法について紹介します。
そもそも歯磨きは必要なの?野生の猫はしないよね
歯磨きがうまくいかない時、そんな風に思って諦めてしまおうかと思ったことが有りました。
実際にそんな感じになっているお家も多いんじゃないでしょうか。
猫は虫歯にはなりませんしね。
でも歯周病にはなりますし歯石もできます。
野生の猫は硬い骨やすじの入った肉などを食べるので歯が磨かれて歯垢が溜まりにくいそうです。
一方、人に飼われている猫が食べるキャットフードなどは人間が食べているものと大差ありませんから歯を磨かなければ当然歯周病になってしまうというわけです。
さらに人間は歯石ができるまでに20日程度かかるのに対して、猫の場合はたったの一週間で歯石になってしまうそうなので手を抜けばすぐに歯石化してしまいます。
しかし赤ちゃんの頃からコツコツと習慣づけていないと中々歯磨きできないのも事実。
では、我が家ではどうしたのかご紹介します。
猫の歯磨き代わりに!グリニーズのすすめ
我が家では歯磨きのかわりに歯磨き専用おやつのグリニーズを使用しています。
きちんと歯磨きできていない猫の口って正直いってかなり臭います。
可愛い顔してお口はしっかり臭いのです 笑
しかし、グリニーズをあげるようになってからは口臭も綺麗サッパリなくなりました。
最初は歯磨き補助程度の効果しか期待していなかったのですが、『1日24粒あげることで最適な歯磨き効果が得られる』との宣伝効果通りしっかり磨けているようです。
食べるだけで歯磨き効果が出るので歯を磨いてやる苦労も一切無くなりました。
歯磨きで困っている飼い主さんにはぜひ試してみてください。
グリニーズをあげる時のコツ
うちの猫が食いしん坊すぎるせいもあるかもしれませんが、食いつきが良すぎて丸呑みしてしまう時があるんです。
当然ですが噛み砕いてくれないと効果が出ないので、最初の1噛みを確認するまでぐっとしっかり持って噛むのを確認してから与えるようにしています。
これを1粒1粒やって24粒繰り返すと結構時間がかかるんですが、歯磨きの手間に比べたら全然大したことはないと思います。
後は、1粒1,5キロカロリーあるのであげた分だけ普段の餌から引くこともお忘れなく。
ご飯+おやつになってしまうとその分太ってしまうので。
注意すべき歯石対策
歯磨きがうまくいかずに歯石ができてしまった場合の話です。
そうなった場合は動物病院で麻酔をして歯石を取るか相談しましょう。
どうしていいか悩んだ結果自分でスケーラーを購入して歯石を除去しようとする人がいるみたいですが、絶対にやってはいけません。
また動物病院によっては無麻酔での歯石除去をやってくれるところもありますが、あれもいけません。
何故ダメなのかといいますと、目に見える範囲の歯石だけとっても意味が無いからです。
歯周ポケットに入った歯石を取るには麻酔が必須です。なので無麻酔でのスケーリングも表面の歯石を取るだけで意味が無いのです。
それどころか怪我のリスクがある危険な行為なんですよ。
獣医師やトリマー、動物看護士などが、無麻酔で見えるところの歯石除去を行った場合に、除去時あるいは除去後に多数のトラブルが発生しており、中には顎の骨の骨折や歯を折ってしまうなど重篤な障害もみられています。
しかし老猫になってくると麻酔をするのも躊躇われますからね。
歯磨きはしっかりして歯石がつかない口内環境を目指しましょう!
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